妊婦さんと歯科について②
投稿日:2018年12月15日
カテゴリ:スタッフブログ
皆様こんにちは!
荏原中延駅 徒歩1分 歯科医院 の
中延デンタルクリニック ブログ担当です(`ω´)
今回も前回に引き続き、妊婦さんと歯科について書いていきます!
妊娠中の女性の体内では、盛んに女性ホルモンが分泌されます。歯周病菌の仲間には、このホルモンを栄養源とするものがいて、女性ホルモンが豊富な妊婦さんの歯茎がだいすき!盛んに増殖し活発に活動します。
そのため妊娠中は、普段歯茎が腫れない人も、歯周病の初期状態「歯肉炎」になりやすく、歯周病のかたは病状が進行しやすいのです。歯周病の炎症は低体重出産(早産)と関連するといわれ、赤ちゃんの成長に影響を与えかねません。早期に歯科検診を受けて、歯周病を予防・治療しましょう!
因みに、歯周病の進行度合いはこのようになっています。
【歯肉炎】……歯周病菌が悪さをして歯茎が腫れます。この段階では歯茎が腫れているだけ。歯を支える骨はまだ破壊されていません。プラークと歯石をきれいにとれば、1~2週間で腫れも引き、すっかりもとどおりに治ります。
【軽度歯周炎】……歯周病菌が悪さをして、歯を支えている骨が破壊され始めています。失われてしまった骨は、治療してもなかなか元通りには治りません。しかし、プラークと歯石をとれば炎症を止めることができます。
【中等度歯周炎】……骨の破壊が進行し、大量によっては歯茎がはれて痛んだりします。また、ほおっておくと歯を失うことになります。治療するには歯茎の手術など、専門的な歯周病の治療が必要になることもあります。
歯周病、怖いですよね……! 皆さんもいつまでもご自分の歯で元気に噛んで長生きするためにも、しっかりと定期検診を受けて予防していきましょう!
では今回はこのへんで!
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