お砂糖について①
投稿日:2020年3月7日
カテゴリ:スタッフブログ
皆様こんにちは!荏原中延駅 徒歩1分 歯科医院 の中延デンタルクリニック ブログ担当です(`ω´)
今回はお砂糖について書いていきます。
砂糖といえば、むし歯菌のエサ。むし歯菌といえば、むし歯を起こす菌。確かにそうですが、それだけの理解ではもったいない。
根、白菜、ネギ、ほうれん草、冬になると野菜が甘くなりますね。煮ても焼いても、蒸してもおいしい季節です。ところでこの野菜の甘さは、どこからくるのでしょうか?じつはそれは、野菜に蓄えられた砂糖の甘さなのです。植物は一般に、砂糖をつくる能力をもっています。 栄養を自分でつく売り貯えておくためなのですが、そのときにカギとなるのが理科の授業で習った「光合成」という現象です。植物の細胞内にある「葉緑体」が、光のエネルギーを使って水と炭酸ガス(二酸化炭素)からぶどう糖を合成し、代謝を経て砂糖やデンプンをつくり、砂糖をつくる力は植物によって差があり、とりわけ大きいのがサトウキビと甜菜(シュガービート)です。お菓子や飲み物に使われる砂糖は、これらの植物がからだのなかに貯め込んだ砂糖を抽出·精製·加工したものです。砂糖は独特の優れた甘味をもって買いるため、遠い昔から人類を惹きっけてきました。 歴史をさかのぼると、砂糖は糖質のなかでもっとも古くから知られ、インドでは4000年も前から珍重されていたそうです。個人類を魅了し続けてきた砂糖とはどんな物質なのでしょうか。「むし歯菌の栄養になる」ことが問題視されがちですが、一方で、良好な甘味がある、水に溶けやすい、保水性が高い、防腐作用があるなど、優れた性質をもっています。それに砂糖を構成する糖質は、人間に限らず、動物も植物も微生物もふくめ、ほとんどすべての生物が生きていくために必要なエネルギー源なのです。次回はエネルギー源としての砂糖を考えてみましょう。
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