歯周病について⑤
投稿日:2019年11月25日
カテゴリ:スタッフブログ
皆様こんにちは!
荏原中延駅 徒歩1分 歯科医院 の
中延デンタルクリニック ブログ担当です(`ω´)
今月は、歯周病との関連が高いと考えられている脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、誤嚥性肺炎、早産・低体重児出産にしぼって書いてきました。しかし、歯周病との関連が疑われている病気はそれだけではありません。関節リウマチ、菌血症、腎臓病、非アルコール性脂肪性肝炎、骨粗しょう症、皮膚炎、アルツハイマー型認知症などについても、研究が進められているところです。歯周病は、進行するとお口の中だけでなく体に燃え影響を及ぼし始めます。たかがお口の病気ではないんです。では最後に、歯周病菌が体に悪さをしないようインするポイントをまとめていきます。
炎症が起きている歯ぐきは傷口と同じで、歯周病菌が体内に流れ込む入り口になります。歯ぐきから血が出る、という方はできるだけ早く歯科医院で治療を受けてください。血液への歯周病菌の流入を減らして、動脈硬化、そしてそれに伴う脳梗塞や心筋梗塞を防ぎましょう。炎症のもとであるプラークとプラークがたまる足場となる史跡が除去されれば、炎症は徐々に治まります。すると、糖尿病の悪化や早産・低体重児出産の引き金となり得る炎症性物質の産生も減っていきます。
誤嚥せ肺炎は、歯周病金をはじめお口の最近が誤って肺に入り込むことで起こります。ですから、日常の歯磨きには時間をかけて丁寧にしましょう。磨き残しが起きやすい歯と歯の間には、デンタルフロスや歯間ブラシをぜひお使いください。
日常のお口のケアについては、歯科衛生士が強い味方。皆さん一人ひとりのお口の状態にあったケアの仕方を教えてくれます。デンタルフロスや歯間ブラシの適切な使い方も、しっかり教えてもらいましょう!
今は異常はないと感じている方も油断は禁物。歯周病は傷みなく進行しますので、気づいた頃にはかなり悪化していることもあります。少なくとも半年に1回は歯科でメンテナンスを受けましょう。そして歯石を除去し、歯周ポケットの中まできれいにしてもらいましょう。歯周病は予防と治療が可能な病気です。からだの健康のためにも、リスクの放置はよくありませよ!!
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