子供は何歳から歯医者に通わせたらいいの?
投稿日:2022年3月22日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは!
荏原中延駅から徒歩1分の歯科医院
中延デンタルクリニックの歯科衛生士の水口です。
最近多くの親御様からこのような質問を受けることが多くなりました。
「子供は何歳から歯医者に通わせたらいいのでしょうか?」
お子様を歯医者に連れて行くのは、乳歯が生え始めたころが良いとされています。
生え始めは生後6ヶ月頃になります。
遅くても3歳までには一度検診で受診されることをオススメします。
歯医者と聞くと、虫歯ができた時や歯に異常が見つかった時、痛みが出た時などに行く、というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
実は歯科医院へ行くのは治療目的ではなくても大丈夫です‼︎
早めに歯医者に連れて行くことで、虫歯の予防効果が格段に上がります。
また近年のデータに「3歳までに歯医者に来ると、将来むし歯になりにくい」という事が明らかになりました。
では何故そのようなデータが出ているのか説明します!!
①虫歯のなりやすさは3歳までに決まります。
虫歯は虫歯菌が起こします。つまり虫歯は虫歯菌という細菌による感染症です。
口の中に虫歯菌が無ければ虫歯になることはありません。そしてお口の中に虫歯菌が住み着いてしまうかどうかは2歳半〜3歳までに決まってしまいます。
3歳まで虫歯菌の感染を防ぐことができれば、虫歯にならない、あるいは虫歯になりにくい口腔内環境を作ることができるのです。
ですので3歳まで、もしくはなるべく早く歯医者に通うことで保護者の方にも、清掃方法や歯の大切さ、食事、お菓子の種類や時間、離乳食のポイントなどもお伝えできるので、子供のお口をより良い状態にしていただけると思います。
また生まれたばかりの赤ちゃんに虫歯菌はいません。赤ちゃんに虫歯菌をうつすのは、ほとんどがご両親と言われています。ご両親が3歳まで注意して虫歯菌の感染をしないように努力すれば、その後は口の中の細菌のバランスは安定して虫歯菌の割合が高くなることはなくなります。
感染対策はさまざまありますが一番気を付けなければならないのは食事です。口移しはもちろん、食器の共用は虫歯菌感染の大きな原因になります。お皿やスプーンなどの食器はお子さんのものにご両親の唾液が付着しないように避けましょう。
他にも糖分は虫歯菌を爆発的に増殖させるので、赤ちゃんに糖分の多い食事をさせないように注意が必要です。
②小さいうちから歯科医院、お口の中に触れられる環境に慣れる。
自我があまりない頃から、お口の中を触られることに慣れておくことで、大きくなってからも仕上げ磨きを嫌がらなくなります。
また小さい頃から歯医者さんに来ていただくことで、匂いや音や環境に慣れ、歯医者さんでは歯を削らないということも理解してもらえることも大きなメリットです。
3歳まで虫歯ができなければ、将来永久歯も虫歯にならない確率は60%、
その後8歳まで虫歯ができなければ確率は95%と大きく上がります。
是非お子様が将来虫歯にならないお口の中の環境を一緒に作りましょう!
最後に当医院ではお子様のお口の中の検診、フッ素塗布はもちろん、また保護者様に歯ブラシ指導、食生活指導も行なっております。小さなお悩みやどんなご相談でも構いませんので是非お子様とご一緒にお気軽にお越しください。
■ 他の記事を読む■