デンタルフロスの通し方のポイント
投稿日:2022年3月18日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは
荏原中延駅から徒歩1分の歯科医院
中延デンタルクリニック 歯科衛生士の鴫原です。
隣接の清掃にはデンタルフロスや歯間ブラシを使用した方がいいということはわかったものの実際どうやって通すのか分からない方もいらっしゃると思います。プラーク(歯垢)は歯と歯の間や歯の形に沿って付着します。ただデンタルフロスを通しているだけでは取りきれないのかもしれません。なので今回はデンタルフロスの通し方やポイントついてお教えしたいと思います。
デンタルフロスには指で巻き取るロールタイプかホルダータイプがあります。どちらでもいいのでご自身がやりやすい方を選びましょう。
【ロールタイプの場合】
①デンタルフロスを適度な長さ(30-40cmくらい)に切って両手の中指に巻き付けます。その時糸を張った状態で15cm程度の長さにします。
②親指や人差し指でピンっと張った状態にし1.5~2cm程度に巻きつけます。
③歯と歯の間に前後に動かしながらノコギリを引くように小さく動かして挿入します。無理矢理に勢いよく通すと歯肉が傷ついてしまうので注意が必要です。
④歯と歯の間に通ったら歯周ポケットの中に少し挿入します。そして両方の歯面に沿わして上下に数回動かしましょう。ただ通すだけではなく歯に擦ることが重要なポイントです。
⑤糸を抜くときも入れるときと同様に小さく動かしながら抜き取ります。
【ホルダータイプの場合】
ホルダーにデンタルフロスが取り付けられているので、ロールタイプより操作が簡単に行えます。指で操作が難しい方や初めて使う方に適しています。ホルダータイプは大まかに分けて前歯に通しやすいF字型と奥歯や前歯にも通しやすいY字型の2種類があります。
通し方や動かし方は指で巻き取るロールタイプと同じになります。
デンタルフロスを通すことはできても、擦り動かす動作をするのが初めは慣れず難しいと思います。まずは前歯から、慣れてきたら徐々に奥歯の方まで通せるといいでしょう。
デンタルフロスや歯間ブラシは虫歯や歯周病を予防することができる清掃器具です。ですが間違えた使い方をすると歯肉を傷つけてしまいますので、正しい使い方を身につけていきましょう。なにかわからないことがあればお気軽に歯科衛生士にお尋ねください。
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